空席だけが並ぶ議場の上を、一枚の紙が舞うイラスト

議会の解散とは

市議会の解散が起きる主な場面は二つあります。 ひとつは、不信任議決を受けた市長が対抗手段として行う解散(地方自治法178条1項)。 もうひとつは、有権者が署名を集めて行う解散請求(76条)です。 どちらも、任期の途中で議員全員の身分に関わる強い手続です。

市長による解散

議会が市長の不信任決議を可決すると、市長は通知を受けた日から10日以内に議会を解散できます(178条1項)。 解散しなければ市長が失職するため(178条2項)、解散は不信任に対する市長側の対抗手段という位置づけです。

ただし、解散しても決着はつきません。解散後初めて招集された議会で再び不信任が議決されれば、市長はその職を失います(178条2項)。 このとき同意の要件は出席者の過半数に緩和されます(178条3項)。

住民による解散請求

有権者は、署名を集めて議会の解散を請求できます(76条)。 必要な署名数の式は市長の解職請求(リコール)と同じで、原則として有権者総数の3分の1、40万人を超える部分には6分の1、80万人を超える部分には8分の1を掛けて合算した数です。

請求が成立すると解散の是非を問う住民投票が行われ、過半数の同意があったとき、議会は解散します。 署名だけで解散が決まるのではなく、最後は投票で決まるしくみです。

解散されるとどうなるか

解散されると、議員は任期の途中でも全員その職を失い、あらためて市議会議員選挙が行われます。 どのような議会がそこから組み立てられるかは、その選挙で決まります。

計算してみる

不信任決議に必要な人数や、署名数の計算はトップページの計算ツールで試せます。

出典